早いもので、開院一周年です。
立川市、国分寺市、国立市、東大和市、小平市、むさし村山市、昭島市、日野市などクリニック周辺地域、遠くは岐阜県からも来院され、スタッフ一同、大変嬉しく思うと同時に、大変な責任を感じています。皆様の期待の応えるべく、日々診療を行ってきました。
気がつけば、あっという間の一年でした。
まだまだ、至らない点、改善すべき点は、山積していますが、皆様のお力も是非お貸しいただき、より良いクリニックにしていきたいと考えています。
わかばデンタルクリニックに来院された際には、率直なご意見等、頂けると幸いです。
ここで、初心を新たに、思うところを少し言葉にしてみたいと思います。
張仲景という、中国では医聖といわれている西暦200年ごろ活躍された人物は、それまで「易学」や「言い伝え」「呪い(まじない)」の類が主流であった時に、腸チフスやコレラなどの伝染病の本質を探り、症状に応じた治療方法の確立を図ったことで知られています。
「病の本質(病態)を知り、患者個々に適した治療方法を選択すべき」と説いたのです。いわゆる、科学的根拠に基づく治療を先駆けた人物です。
現代においては、この科学的根拠に基づく治療の元、あらゆる種類の診断機器が発達し、診断する側も、診断される側も機器による診断結果のみが独り歩きし、治療方針決定の三種の神器のような存在となっている傾向があると思います。
確かに、これら診断機器は局所的な視点では重要な役割を担っていますが、大局的な視点においては、これらに頼りすぎるのは、いささか疑問が残ります。
患者様それぞれの病態を診査し、診断機器の結果を分析し、何よりも患者様のことを知った上で、局所的な応急治療ではなく、患者様の「価値観」や「生活の質」を考慮し、口腔全体および全身状態も含めた治療方針を提案し実践できる。そんな歯科医師でありたい。
今後とも、地域の皆様の、より楽しく、より健康な生活に貢献できるクリニックとなれるように、スタッフ一同努力していきます。
わかばデンタルクリニック
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